注文住宅の打ち合わせがなかなか進まない!原因と解決方法を紹介
注文住宅を建てる際には、何回か打ち合わせをする必要があります。家が完成するまでには、設備や間取りなど、さまざまなことを決定しなければならず、打ち合わせもなかなか進まないというのが現状のようです。今回は、注文住宅の打ち合わせがなかなか進まない原因と解決方法を探っていきましょう。
注文住宅における理想の打ち合わせ回数と期間は?
注文住宅の理想的な打ち合わせ回数と期間を見てみると、約3か月~約6か月とされています。回数は約10回~約25回程度で、人によってさまざまです。
打ち合わせ内容
担当者や建築士などと共に、さまざまなことについて打ち合わせをします。打ち合わせ内容として、着工前には、予算、間取り、外装、住宅設備、内装などについて話し合います。まず予算を決めて、プランを出し理想の間取りを作っていきます。
建築中には、図面通りに進んでいるかを確認し、着工前に決められなかったことを決めていきます。また外構工事に向けて新たな打ち合わせも行います。引き渡し前には、完成した建物をしっかりチェックし、アフターサービスの説明をします。
このように、注文住宅の打ち合わせ回数や期間は、1回あたりの時間は状況に応じてさまざまです。こだわりの強い場合は、回数が20回を超えることもあり、1年以上の期間になることもあります。
注文住宅の打ち合わせが進まない主な原因
注文住宅の打ち合わせが進まない理由としては、どのようなことが考えられるのでしょうか。
こだわりが強い
あまり細部にこだわりすぎると、打ち合わせの回数も増え、時間も掛かります。希望を押し通そうとしても、法律に基づいて建築しなければならないので、無理強いはできません。建築士などの意見を聞いて、代替案を考えていく必要があります。何度もプランを練り直すのは、余計に時間が掛かってしまいます。
決めることがたくさんある
注文住宅はゼロから建てるため、あらゆることを決めていかなければなりません。まず設計図を設計士に依頼し、デザイン、間取り、建材の種類や色、内装・外装などを決めていきます。
それぞれが簡単に決められないときもあり、見える部分だけでなく生活動線などにも配慮していきます。このようにたくさん決めることがあるため、優先順位を明確にして進める必要があります。
工事期間が流動的である
完成時期を決めていても、設計士とのズレなどから、打ち合わせがうまくいかないときがあります。そうなればハウスメーカーの作業も進まなくなり、工事期間が延びることがあります。つまり、打ち合わせの進行も予定より遅くなるということです。
予算の配分が難しい
打ち合わせをしていくなかで、予算の配分はネックになります。思っていたい以上に予算がかかり、家族と意見がぶつかることもあります。このようなときには、予算の配分をうまくしなければ、家の完成は難しくなります。じっくり打ち合わせをし、妥協点を見つけていかなければなりません。
設計士と意見が合わない
注文住宅を建てるには、設計士との相性も大事です。ハウスメーカーや工務店に依頼すれば設計士は見つかりますが、打ち合わせをしていくうちに、うまくかみ合わないということもあるでしょう。
施主のこだわりや希望を理解してくれる設計士とは、打ち合わせも進むはずです。やはり相性が合わないと思える設計士とは話し合っても先に進めないので、設計士を変える選択をするのが賢明です。
打ち合わせが進まない時の解決法
それでは、打ち合わせが進まない時の解決法を考えていきましょう。
予算の上限を決めておく
注文住宅を建てる際には、資金計画をしっかり立てておくのが大きなポイントです。打ち合わせを進めていくと、設備の内容やグレードに応じて価格が変わり、予算の上限を決めておかないと選択するのが難しくなります。結果的に打ち合わせが長引いてしまいます。
優先順位を決めておく
打ち合わせをしていると、設備などのオプションの話になります。魅力的なオプションに惑わされてしまうと、予算オーバーにつながります。事前に家族と話し合って、優先順位を決めておきましょう。誰もがこだわりを持っていますが、絶対に譲れない部分を考えておくのが大事です。
疑問や不安を解消する
疑問点や不安があれば、打ち合わせの中で解消するようにしましょう。分からないことは質問をし、設計士やハウスメーカーに確認するのが望ましいです。あとで後悔しないためにも大事なことです。
打ち合わせの記録をとる
「言った!言わない!」というような問題が生じないように、打ち合わせの内容は記録しておくのが望ましいです。そして記録する旨を相手に伝えておき、トラブルにならないようにしておきましょう。このように打ち合わせが進まないときには、上記のことを踏まえて話し合うようにしましょう。
まとめ
注文住宅の打ち合わせがなかなか進まない原因と解決方法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。やはり大事なのは、予算の上限と優先順位をしっかり決めておくことでです。そして分からないことは質問をして、疑問点や不安を解消しておくことも大事です。
もちろん納得いくまで打ち合わせはしなくてはいけませんが、妥協点を見つけることで話し合いがスムーズになります。