屋上付きの注文住宅を建てるメリットやデメリットを解説!

公開日:2023/05/15   最終更新日:2023/05/26


屋上付きの注文住宅を建てると、多くの使用用途があり便利です。しかし、メリットやデメリットを理解してから建てることが大切です。この記事では、屋上の概要と主な使用用途、屋上をかまえるメリット・デメリット、建てる際の注意点について詳しく解説しているので参考にしてください。

屋上の概要と主な使用用途

そもそも屋上とは何でしょうか。屋上とは何かの他に、屋上の使用用途について確認してきましょう。概念と使用用途がわかるとメリットとデメリットも見えてきます。

屋上の概念

屋上とは、建物の最上階にある平らな部分です。屋上の形やデザインは、住宅の間取りや形状によって左右されます。全面屋上タイプや、屋根の一部が屋上になっているタイプ、階段を使用して直接屋上にアクセスするタイプ、ルーフバルコニーが一般的です。天井に囲まれた部屋以外の空間が確保できるため、うまく活用することで、屋上をリラックスや趣味のスペースとして利用できます。

屋上の主な使用用途

屋上付きの注文住宅では、さまざまな用途で使用できます。例を挙げていきましょう。

屋上の用途として、まず家庭菜園が挙げられます。家庭菜園をするのは屋上の一般的な楽しみ方です。大掛かりな家庭祭をしたいと考えた場合、住宅の他に畑が必要です。しかし、住宅とは別に畑が必要であるため、費用がかかってしまいます。屋上で家庭菜園を知れば追加の土地が必要ありません。緑は気分を落ち着かせてくれるだけでなく、室内の温度を下げられる効果があります。

さらなる屋上の用途として、バーベキューなどの食事を楽しむスペースとして活用するのもよいでしょう。屋上は通常の部屋の中よりも人の目が気になりにくいため、リラックスして楽しめます。煙がこもる心配がなく、一酸化炭素中毒の心配もありません。開放的な屋外で食べる食事は格別なものとなるでしょう。

バーベキューは、屋上を検討している人にとってぜひ実現したいことのひとつではないでしょうか。屋上は日当たりがよく、広いスペースを確保できるため、洗濯物を干す場所としても最適です。庭に干すよりも目立ちにくく、盗難の心配もありません。

屋上をかまえるメリット

屋上を持つ注文住宅には、多くのメリットがあります。確認していきましょう。

プライバシーの確保

屋上は、通常の室内よりも高い場所に位置するため、外部からの視線を遮れるため、プライベートな空間を楽しめるメリットがあります。友人を呼んでのバーベキューや、テントを立ててのキャンプ、ビニールプールで遊ばせることも可能です。人の目にさらされている状態では、思い切り楽しめないでしょう。屋上にプライベートなスペースを設けることで、他の人の目を気にせずにくつろげます。

眺めがいい

屋上からの広い景色は気持ちがいいものです。夜景や星をゆっくりと眺めることが可能です。花火大会があった場合は特等席で見られます。人混みでうんざりすることもなく、席を予約するのに必要なお金もかかりません。

スペースが広い

限られた土地の中で、居住空間に使用できるスペースは限られています。屋上をつくることでスペースをさらに広く確保でき、大きな物の収納スペースにも活用できます。また、広いスペースを確保できるため、子どもが走り回る遊び場や、洗濯物を干すのに使いやすいでしょう。

緑を植えられる

屋上庭園を作ることで、緑を楽しめます。植物の世話も趣味として楽しいでしょう。とくに都心は自然が少なく、無機質になりがちであるため、緑に接することでリラックス効果やストレス軽減が期待できます。

屋上のある家を建てるうえで注意すべきポイントとは?

屋上を持つ注文住宅を建てることは、メリットだけではありません。デメリットを理解せずに設置してしまうと失敗してしまいます。屋上のある家を建てるうえで押さえておきたいポイントを紹介します。

費用の増加

屋上の設置には100〜300万円ほどの追加費用がかかります。防水や排水を考慮するとともに、落下防止の措置、アクセスルートの建設が必要だからです。

頻繁なメンテナンス

屋上は、外気や風雨にさらされるため、メンテナンスの頻度が上がります。雨が降ったときに雨どいが塞がれないようにチェックしないと、屋上が水浸しになってしまいます。屋上のとくに防水加工は劣化しやすく、定期的に状態を確認し、しっかりと修繕することが必要です。きれいに保つためには高頻度で清掃することが求められます。

住宅性能が低い

屋上をつくることで屋根が少なくなるため、断熱性能、遮熱性能が弱いです。設置できる断熱材が少なくなるため、夏は熱く、冬は寒くなる傾向があります。また、屋上のやねは水平に近くなることが多く、水はけが悪い構造であるため、雨漏りのリスクが高まります。

まとめ

屋上の概要と主な使用用途、屋上をかまえるメリット・デメリット、建てる際の注意点について詳しく解説してきました。屋上付きの注文住宅には、プライバシーが確保できること、眺めがいいこと、広いスペースを活用できることなどの多くのメリットがあります。しかし、建設費用やメンテナンスの手間、住宅性能の低下などが問題となる傾向があるため覚えておきましょう。屋上を持つ家を建てる際には、これらのデメリットを考慮しながら設計することが重要です。

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